障害者枠・一般枠のメリット・デメリット

就職活動ガイド

障害をオープン/クローズで就職するメリット・デメリット

障害のあることをオープンにして働くのか、クローズにして働くのか。
どちらで働くかで働き方は変わってきます。自分にとってどちらの方が会社で働きやすいのかをよく考えてから就職を目指して就職活動をしていきましょう。
障害をオープンにして就職する場合とクローズで就職する場合、それぞれメリット・デメリットがあります。また、どちらで就職活動を行うかで、ウェルビーから受けられる就職活動中・就職後の定着支援における支援内容も異なります。

 

障害者雇用とは

国は、障害者が職業を通じ、誇りをもって自立した生活を送ることができるよう、障害者雇用対策を進めています。障害者の雇用対策としては、障害者雇用促進法において、まず、企業に対して、雇用する労働者の2.0%に相当する障害者を雇用することを義務付けています(障害者雇用率制度)。
※前年、障害者雇用率が未達成の企業には管轄のハローワークが指導を行っています。その他にも、企業の相談にのったり、職場体験実習やトライアル雇用を推進したり、障害のある方の就労先を確保しようと、国も動いています。

障害者雇用で働くための条件とは?

ハローワークでの求人には「一般枠」と「障害者雇用枠」があります。「障害者雇用枠」に応募するには、障害者手帳の所持が必須となります。
障害者手帳を所持している方は、「一般枠」・「障害者雇用枠」どちらにも応募することができます。

障害者手帳の種類

○身体障害者手帳

身体障害者手帳とは、身体障害者福祉法に定める身体上の障害がある者に対して、都道府県知事、指定都市市長又は中核市市長が交付する手帳のことをいいます。
障害の種類は、視覚障害、聴覚又は平衡機能の障害、音声機能、言語機能又はそしゃく機能の障害、肢体不自、内部障害(心臓機能障害、じん臓機能障害、呼吸器機能障害、ぼうこう又は直腸機能障害、 小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害、肝臓機能障害、ぼうこう又は直腸の機能障害、小腸機能障害)があります。
身体障害は、障害の種類別に重度の側から1級から7級の等級が定められてます。
※参照:身体障害者障害程度等級表(身体障害者福祉法施行規則別表第5号)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/shougaishatechou/dl/toukyu.pdf

○療育手帳

療育手帳とは、知的障害児・者への一貫した指導・相談を行うとともに、これらの者に対して各種の援助措置を受けやすくするため、児童相談所又は知的障害者更生相談所において知的障害と判定された者に対して、都道府県知事又は指定都市市長が交付する手帳のことをいいます。
知的障害の程度の判定は、知的機能の発達程度と社会生活能力の状況(食事、排泄、入浴、身体移動・交通移動、意志交換、集団参加、読み書き、計算、家事など)から評価し、さらに特別な介護を必要とする場合は介護の度合いを考慮して、総合的に行われます。
主に18歳以下の発達期に現れ、知的障害の程度は、軽度、中度、重度及び最重度の4段階があります。
療育手帳は、都道府県及び政令指定都市の独自発行のため、「愛の手帳」や「みどりの手帳」など「療育手帳」以外の名称を使う地方公共団体もあります。

○精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳とは、何らかの精神疾患により、長期にわたり日常生活又は社会生活への制約がある方を対象にして、社会復帰、自立及び社会参加の促進を図ることを目的とて、都道府県知事又は指定都市市長が交付する手帳のことをいいます。
対象となるのは全ての精神疾患で、統合失調症、うつ病やそううつ病などの気分障害、てんかん、薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症、高次脳機能障害、発達障害(自閉症、学習障害、注意欠陥多動性障害等)、その他の精神疾患(ストレス関連障害等)などがあります。
精神障害の程度の判定は、精神疾患の状態と能力障害の状態の両面から総合的に判断し、重度の側から1級から3級の等級が定められてます。

手帳があることで受けられるサービス

障害の種類、程度などにより、公共料金等の割引や税金の控除・減免、手当などさまざまな制度やサービスを受けることができます。
各自治体で発行している障害者福祉のしおりに情報が載っておりますので、必要に応じて申請の手続きをとりましょう。申請の手続きを行わなければ、手帳の交付や再交付はされません。 ※申請には所定の医師診断書、所得証明等が必要な場合があります。 事前にそれぞれの窓口へ問い合わせてください。

障害者の就職件数について


※平成27年5月13日 厚生労働省発行 報道資料

障害をオープンにして働くことのメリット・デメリットは?

障害をオープンにする場合のメリット

1.ハローワークにて、障害者求人を応募することができます。
2.職場で「病気のことが知られるのでは?」という不安を抱かなくて済みます。
3.月の通院時間を確保することができますし、昼間の服薬にも気遣いがいらなくなります。
4.苦手な仕事やできない仕事を理解してもらいやすいため、得意な仕事をいかして働くことができます。
5.障害者に対するさまざまな支援制度を利用することができます。
6.会社で面接を受ける際に、ウェルビーのスタッフに同行を依頼することができます。面接で言いたいことがまとまらずにうまく伝えられないときは、ウェルビーのスタッフがフォローします。
7.職場で業務上の問題や人間関係のトラブルなどがあった際に、会社とウェルビーのスタッフの間で話し合いを行い迅速に対処していくため、働きやすい環境で仕事を行うことができます。
8.定期的に職場訪問や電話連絡をご本人と会社の方とウェルビーのスタッフで行い、職場定着のサポート体制を整え手厚くフォローします。

障害をオープンにする場合のデメリット

1.障害者求人は一般求人に比べて、求人数が少なく就職活動の幅がせまくなります。
2.職場で”障害者”として見られたり、扱われたりすることがあります。
3.仕事内容は軽作業のものが多く、任せられる仕事が限られてしまう場合があります。

障害をクローズにして働くことのメリット・デメリットは?

障害をクローズにする場合のメリット

1.一般求人の方が障害者求人よりも数が多いため、就職したいと思う会社が比較的見つけやすい。
2.いろいろ仕事に取り組むことができます。

障害をクローズにする場合のデメリット

1.職場の人に障害のあることがばれないように隠すことがストレスにつながります。
2.周りに気を遣いながら通院や服薬をしないといけませんし、場合によっては通院することができないといった状況になることもあります。
3.仕事で疲れたときに、適度に休憩をいただくことができにくくなります。
4.会社によっては、残業や休日出勤などを指示されることがあります。
5.職場内での悩みを話す相手がいないときは、自ら考えて解決しなければなりません。
6.自分にとって難しいと思われる仕事を頼まれたときでも、場合によって引き受けなければなりません。

障害をオープン/クローズにした際のウェルビーのサポートの違い

障害をオープンにした場合とクローズにした場合の、ウェルビーの支援内容では、下記のような違いがあります。

就職活動中

<オープン> 
 ・障害者枠での求人を紹介できる
 ・障害者枠でのトライアル雇用や職場実習を紹介できる
 ・面接に同行して、客観的な視点から長所等をアピールするなどサポートできる
 ・就労移行支援事業所で学んだ内容や能力をアピールできる
<オープン/クローズ共通>
 ・模擬面接の練習
 ・履歴書など応募書類の添削

定着支援

<オープン> 
 ・職場訪問を行い、職場の方と本人の間に立って調整ができる
<オープン/クローズ共通>
 ・電話での相談、来所による相談



障害をオープンにするか、クローズにするかで、この先あなたはどうしたいのかを考えていきながら就職活動を行っていきましょう。
障がいをオープンにして働くか、クローズにして働くかで働き方はずいぶんと変わってきます。この先自分はどうしたいのか、どういう働き方が自分に合っているのかをよく考えていきながら、自分の進む道を探していきましょう。

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